これは旧eviry tech blogから移行した記事です。
御礼
リチャード様をはじめとしたbuilderscon tokyo 2018 スタッフの皆様、素晴らしい記事をありがとうございます :bow:
ご挨拶
builderscon tokyo 2018 参加予定の皆様、 はじめまして株式会社エビリー開発チームのngswでございます。 builderscon tokyo 2018 へ協賛し、 皆様を(間接的にではございますが)支援できることを大変光栄に思います。
結果報告
- YouTuber支援から動画配信まで、累計80億のデータを処理するeviryのチームワークを見た - Lantern by builderscon
- 上記記事を読んでいただき少しでも弊社に興味を持っていただけたらうれしいです。
- 採用目的記事ですので自らご応募とはいかないまでも、ご友人知人の皆様にSNSなり経由してお伝えいただけると嬉しいです。
本エントリの趣旨
- 「企業として初めて技術カンファレンスのスポンサーになりたい!」と思ってからなるまでの試行錯誤の共有です
- 「なるほど、うちもいっちょやってみるか!」という企業、人事のご担当者が増えることを願ってのものです
はじまり
総務「採用かけても応募が来ねえ」
当時のesa記事に「求人がいい感じにうまくいかない」という、以下のような悩みメモ書きがありました。
- 弊社はいくつかの求人サイトを利用している
- そのうちの1サイトで弊社希望に見合った一定条件でフィルタをかけ、抽出された転職者に対してサイト記事誘導のサイトメールを送信している
- このとき閲覧率は20%弱ある、とのこと
- しかし応募率が低い(というか応募がほとんどない)
「記事は読まれているのに、応募されない」のだとしたら「読まれている分チャンスである」とも「読まれてない以上に深刻である」とも言えます。
とりあえず前者に賭けるとして、単純に記事にプラスアルファとなる『なにか』を仕込むことを考えました。 そこで検討および実施したのが以下になります。
- 次のステージにあがること + 求人記事に箔をつけること
- 技術者ブログを作り面接前にわたしたちのことを知ってもらえないだろうか
- 技術カンファレンスのスポンサーになり、すこしでも良い印象を持ってもらえないだろうか
技術者ブログというのは今この記事を書いているブログのことです。 「技術者ブログだけをみて応募しました」という人は未だいないのですが、 「こういう面接をしようと心がけています」という記事を事前に読んでいただくことで、 それぞれの立ち位置を明確にし、(できうる限り)対等な形で面接/面談を迎えられていると実感します。 こちらもお時間あれば御覧ください 『面接、それはいったいなんなのか』
さて、どうやったら技術カンファレンスのスポンサーになれるの?
思い立ったはいいもののわたしたちは技術カンファレンスのスポンサーへの名乗りの上げ方をよく知りません :thinking: というかうちみたいな企業がなっていいの? という気持ちがよぎった瞬間もありました。 ここでは具体的にどういう形で弊社の中で話を進めていったのか書きます。
申し込む
- 2018/04/16
- ngswが発作的にslackに「30万〜10万くらいでスポンサーなれそう」とbuildersconスポンサー募集内容を投げ込む
- 主に kawashige と相談して「URL残るから企画記事はお得なのでは」という結論にいたる
- 2018/04/20
- 「記事企画30万でお願いします」とお願いしたところ代表の中川より「ええんちゃう?」と快諾いただく
- 当日のうちに申し込み
個人的に経営側とスムーズにいったなと思えるところは
- 思いついたら特に悩まず提案する
- 提案するときは全てをみせずに勝手にメニューを絞って「○万出せばあとは僕ががやります」という形にしておく
- 確定したあとには改めて「スポンサー費用出してくれてありがとうございます」ということを伝える
になるかと思います。 弊社の中で誰も経験がないので「えいや」で構わないはずですし、 どれにしたって大局的に見て大した金額ではないはずです。 なんにせよ開発陣の「うれしいです、ちょっとだけ誇らしいです」 という気持ちをたった数十万で得られるんだぞ、ってことを経営側に知ってもらえたのは大きいかなと感じた次第です。
準備する
- 企業ロゴ
- .ai のものがどこにあるのか知らないので社内に声かけて用意してもらった
- 記事内容
- 2018/05/09 当該記事ご担当者のリチャードさんに「こんな事を考えていてこんな記事をどうのこうのしてほしい」というPDFを2〜3枚送る
- ブログ記事に期待することは本質的に採用記事であり、こういうペルソナ像を持っており云々.pdf
- 現行のサービスとその特徴のご紹介.pdf
- 現行のシステム構成とその背景をざっくり共有.pdf
- インタビューは弊社都合で拠点移転後にお願いしたのでそれまでに以下をすり合わせ
- インタビュー参加人数
- インタビュー回数
- 参加エンジニアの役どころとインタビューしてほしい内容、そのイメージ
- 2018/05/09 当該記事ご担当者のリチャードさんに「こんな事を考えていてこんな記事をどうのこうのしてほしい」というPDFを2〜3枚送る
インタビュー当日
- ただただ見守る……
大変だった?
こうやって振り返るとあまり大変なことはなかったように思えます。 個人的に気をつけようと心がけていたのは 「スポンサーだからといって無理を言えるわけではない」ということと、 「そもそもスタッフのみなさんはボランティアであり、日程調整してくださったなかでの取材対応なのだから、無理を言っていい相手ではない」ということでした。 なので「スポンサーになる」ということは個人的感覚ではWeb投げ銭に近いかなと思っています。
期待していいことは「ただ記事を書いてアップしてくださること」なので、 その記事をよりよくしようと思うならば企業側こそが能動的に立ち回る必要があるはずです。
それではその結実の記事を振り返ってみましょう。
はあ……、何度読んでもいい記事ですね
そもそものはじまり
今を思えばbuilderscon tokyo 2017に参加したことから話ははじまっていたのかもしれません。 2017年の個人ブログの端的な感想でした。
すべてのスポンサーさんに御礼申し上げます。 buildersconをはじめとする技術カンファレンスのスポンサーになっていただくことが、 短期的/長期的視点において企業利益につながることを心から願います。
と放言を吐いた一年後に、 所属企業でbuildersconのスポンサーをできたというのはなかなかいい話ですね :slightly_smiling_face: .oO(なんか嘘松っぽさがある……)
弊社開発陣では2018年のbuilderscon単発にとどまらず、継続的に様々なカンファレンスのスポンサーになっていければと考えています。 今後ともよろしくお願いいたします。